ドレッドソロ 3
しゅたさんは、就業時間を終え、帰路についておりました。
目の前、ほんの5mくらい先には、紺のブレザー姿の女子高生が、歩いています。
家の方向が一緒で、高校の下校時間も似通っているのか、しゅたさんが、定時に終わると、時々同じ方向へ歩いているのを見かけます。
彼女は、いまどきの高校生でしょうに、ギャル化しておらず、目鼻立ちがはっきりとした美人顔で、黒髪の肩までのストレートヘアが、歩くたびにふわふわと心地よくなびいています。
制服も、きちんと学校の規則を守っているのか、着崩したりしてなく、スカートの丈が極端に短いこともなく、本当に清潔感のある良いお嬢様な感じです。
しゅたさんは、後姿でしたが、ああ、彼女だと、少しときめきながら、食い入るように見つめておりました。
もちろん、彼女を見つめてはいましたが、頭の中では、この日本の閉塞された状況を憂い、自社の将来性や展望、はては、中世フィレンツェにおける日本経済との類似性、地政学的に見た中国と日本の関係、そのようなことに思いをめぐらせておりました。
けっして、女子高生の若さ溢れる後姿に見とれていたわけではありませんでした。
しゅたさんが、スカートの下の柔らかそうな肉付きのふとともあたりに視線を移したちょうどそのとき、
ヒュンと一陣の風が通り過ぎ、ふわっと、彼女のスカートが、まくりあがりました。
しゅたさん、偶然にちょうど、視線をその箇所に固定していたものですから、それはもう、おいしゅうございました。
彼女は、純白のパンティーを履いておりました。
加えまして、しなやかで、それでいて弾力のありそうな白磁のようなふとももや、白き布に隠されながらも、しっかりと形がわかるぷりっとしたかわいいお尻が、白日の下、しゅたさんの面前にさらされています。
「あっ……」
彼女は、自らの異変に気付き、とっさにかばんで後ろを隠そうとしました。
その間、ほんの、いち刹那でございましたでしょうか?
しかし、しゅたさんは、一瞬の間に、その光景をしっかりと脳裏に焼き付け、
そして、思い出アルバムに仕舞い込み、そのフォルダーにファイリングナンバーまでつけたのでございます。
あらためて言いましょう。
大変、おいしゅうございました、と
このとき、ふと、ひらめきました。
そうだ、ドレッドをしよう!
ドレッドをしたら、きっとエプロンが出るに違いない!!
なぜなら、しゅたさんは、今しがた、聖なる純白の布の加護を授かったのだから……
布であるMLエプロンが出ないはずないじゃないか!!
こうして、ドレッドソロ3回目が催されたのでござます。
布キター
でも、こっちの布じゃねーーーーーーー(号泣)
なにこの仕打ち。orz
はぁ……でも、正直、これでよかったのかもしれません。
もし、MLエプロンでも出ちゃってたら、しゅたさん、嬉しさのあまり、舞い上がっちゃって今度逢った時に、その女子高生にお礼を言ったと思うんですよ。
しゅた 「あの、君のおかげで、ドレッドソロして、MLエプロン出たよ。」
女子高生「え?」
しゅた 「だから、君の純白のパンティーを見ちゃったおかげで、エプロンがでたんだよー」
女子高生「………」
しゅた 満面の笑み
女子高生「きゃー、このヒト痴漢ですー」
こうして、しゅたさんの人生は幕を閉じた。
-了-
よかったぁ~
こうならないで、本当によかったぁ~(しくしく)
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